茶室 含翠軒 庭と茶室は公開してますが、遺品などは防犯上の都合から公開はしていません。(拝観料三百円) 忠臣蔵で知られる、大石内蔵助がこの地に建立した茶室です。現在のものは大正時代、当時の名匠と言われた上坂浅次郎氏によって建て替えられたものですが、軒下の所に内蔵助の書による「含翠」の扁額が見えます。「含翠」とは文字通り翠(みどり)を含むという意味ですが、茶室を取り巻く風景を見ればこのように名付けられたのもうなづけます。 茶室内部 茶室は三畳台目、下座床という形式で、窓が比較的多く、客座も広く取ってあるので、全体として明るく広々とした席です。大石内蔵助はここでお茶を楽しむと同時に、浪人となった同志たちを呼んで、討ち入りの密談をしたと伝えられています。 大石内蔵助肖像画(作者不詳) (複製を展示) 大石内蔵助遺愛の茶釜 (写真展示のみ) ご希望で抹茶をいただけます (五百円・含翠庭入場者のみ) 大石内蔵助画「翡翠の図」 (複製を展示)